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2004年ボーイ隊春季野営

 今年の春季野営は、藤沢第1・21団が以前からよく利用させていただいていた富士山御胎内清宏園で行うことになりました。最寄の御殿場駅からはバスが出ていますが、行きはザックを背負って8km余りの道を歩いて行くのは、ここでキャンプをする際の恒例行事となっています。


3月26日金曜日


 3月26日(金)午前6時20分、JR藤沢駅集合。東海道線と御殿場線を乗り継いで、7時56分御殿場駅到着。この時点ではまだ雨が降っていました。雨具を着てザックにカバーをつけてから、約2km先の第1ポイントへ向かいます。第1ポイントからルートを確認して班毎に出発します。


 前日熱が出ていたものの、本人の強い意志で参加することになったスカウト1名が残念ながら第1ポイントでトラックに搬送されることになりましたが、そのほかのスカウトは何とかキャンプ場にたどり着くことができました。いつもは元気なスカウトもこの時ばかりはへばっていました(×_×


 昼食をとって13時からセレモニー、そして設営となります。このときには既に雨は完全にやんでいて、懸念されていた雨の設営とはなりませんでした。ただ、地面は濡れているためまきを拾うことはできず、この日の食事はガスコンロを使うことに・・・。夕方には雨がいきなり降り出して一気に気温が下がると、ガスコンロでもなかなか温まらずに時間がかかりました。


 少し予定が遅れましたが、ナイトプロが始まると空には星空が広がりました。今日これまでの疲れやストレスを発散すべく、殺人光線をおこないました。このプログラムは昨年度まで班長だったVSが隊付として初めて企画したものでした。本人はスカウトへの説明が足りなかったといっていましたが、スカウトの感想を後で見ると楽しんでいたようです。


3月27日土曜日


 昨晩からの快晴のおかげで夜は何度も目が覚めるほど冷え、明け方もかなり寒かったです。とはいえスカウトはいつものどおり5時半過ぎには起きていたのでしょうか。


 今日の午前は班プロの時間。バンディット班が場内ラリー、そのほかの班はお菓子・料理作りです。料理の班はまず昨日できなかった立ちかまどを製作するところから。立ちかまどは12月に作った経験があるため作ることはできましたが、各班とも立ちかまど作成に夢中になり、薪拾いとその乾燥をすっかり忘れていました。昨晩からの雨で薪は湿っているためすぐには使えません。さあ困ったどうしよう・・・というときに、タランチュラ班は落ち葉を次から次へとつぎ込んで何とか昼食まで持たせたのです。このときのチームワークはなかなかすばらしいものでした。


 午後は班サイトのゲート作り。4mの竹4本と麻紐、ロープを使って作成します。堅牢さ、利便性などの技術面だけでなく、アイデアの面も含めて各班で競います。この2日目午後の時間だけでなく、最終日の朝まで日々改善していきます。


 2日目は夜まで天気がよく、ナイトプロは上級班長企画の観察ゲームです。まず集合場所から暗い道をとことこ歩き、元の場所に戻ってきます。さてここから今通った道を逆に歩いて行き、その途中に落ちているものが何か観察し、また途中何箇所かでリーダーが鳴らす音が何の音か聞き当てるものです。そもそもはじめに歩いたルートをちゃんと覚えていないとゴールにたどり着くことができません。2,3人のグループに分かれて随時出発して行きましたが、最後に建物の脇を入るところで道に迷うグループが多く、いくつかのグループが固まって戻ってくることが多かったです。途中の観察については各グループともよくできていたようです。


 


3月28日日曜日 


 3日目も晴れ。しかも無風とあって昼間はとても暖かい1日です。


 さて今回参加した新入スカウト7名ですが、班長会議にて初級章の認証がなされ、今朝のセレモニーで隊長より授与されました。各自裁縫道具で制服に縫い付けて帰るときには初級のバッジをつけるようにします。


 この日の午前のプログラムはオリエンテーリング。場内外の10箇所を回るポイントオリエンテーリングです。全員オリエンテーリング初体験となるので、時間を競うものであること、走るスポーツであること、コンパスで目指す方向が分かれば後は林の中を突っ切って行ってかまわないということを説明しましたが・・・どうも道を歩きたがるようです。。2,3人のグループに分けて実施し、1位グループの到着が2時間40分後、その後続々とゴールへ現れてきました。最終ポイントは胎内の洞窟で、洞窟内でポストを下げて待っていた上班はかなりつらかったようです。。


 まあ初めてのOLですのでなかなか難しく感じるのは当然ですが、それでも3チームが全ポイントを見つけることができ、そのほかのチームも10個中6個以上を見つけていました。チーム賞は全ポイントを回ったチームからタイムの早かった順に1〜3位で、班内のチームの平均タイムでは、全チームが半分以上ポイントを回ったためにポイントの数に関係なくタイムを平均した結果、タランチュラ班が1位となりました。


 このプログラムの反省点ですが、各チームに10個を回らせるのではなく、班内でチームごとに回るポイントを決めて班として合計10個のポイントを回る形にすれば、班対抗ゲームとしての色が濃くなったのかなという点は次回以降のプログラムに生かしたいところです。


 午後は広場でロープワークのゲーム。広場の周りの木にかかっているカードにそれぞれのロープワークをぼかした写真と用途が書いてあります。それらから何の結びかを推理した上で、リーダーの所へ行って結びをするというゲームです。このゲームを通して覚えたロープワークが班サイトのゲートやかまどなどにも生かされていた班がありました。


 夜は森の中での小営火。各班「動物」というテーマでスタンツを行いました。この日の夜も快晴で星がよく見え、また月明かりもかなり明るかったです。


 


3月29日月曜日


回転扉 最終日の朝も晴れました。朝のセレモニー前に全員で各班のゲートを見て回りました。それぞれ自分の班のゲートのポイントや改善した点を発表していきました。アイデア面では、竹で作った四角い枠をロープで吊り下げることで回転扉を作ったバンディット班が、技術面では最終日の強度の衰えがなく、戸が自動的に閉まるように工夫したタイガー班がそれぞれ表彰されました。


 セレモニー後は早速撤営。1時間位してから風が強くなり、雲も少し出てきましたが雨は降らずにすみました。予定していた時間までにすべての撤収を終え、近くのバス停まで移動しました。行きは歩いて来ましたが帰りはバスに乗って帰ります。


 予定通りに藤沢駅に到着、解散となりました。今回のキャンプは何より4班で実施できたことがよかったと思います。今まで以上に「班」のチームワークが醸成された4日間だったと思います。優秀班は班の雰囲気が最もよく、チームワークが有効に機能していたバンディット班となりました。そのほかの班についても、プログラム面でがんばったタイガー班、人数が少ないながらも乗り越えたレイブン班、日々の改善が着実だったタランチュラ班とそれぞれよいところがあり、班のカラーも色濃く出ました。残り半年間でそれぞれの班の課題をクリアし、1年の集大成としての夏季野営へつなげていって欲しいと思います。

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