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■□■2004年夏季野営 @千葉県立一宮キャンプ場■□■

 毎年8月上旬に夏季野営を実施していますが、今年は同じ時期に6NVが開催されています。活動基地5km圏内のキャンプが禁止されているほかにも上班や指導者がこの大会に参加するため、1週間ずらして8月13〜16日に実施することになりました。お盆真っ只中ということもあって出席率が心配されましたが、78%の出席をもって支障なく行うことが出来ました。




◆1日目 8月13日(金) 晴れ

 今回は現地集合。各班藤沢駅に集合し、東海道線から横須賀・総武線、外房線を乗り継いで最寄り駅東浪見(とらみ)駅で降ります。東浪見駅からはザックを背負って30分ほど歩くと一宮キャンプ場につきます。

 13時半より開会式。われわれのほかにもいくつかの団体が利用していて、下見のときにしたサイト割りを白紙にして再度行いました。約2時間で設営を終え、班員が夕食準備をしている間に班長は翌日に予定されている釣りの下見へ出かけました。

 下見から帰ってきた班長も加わって、19時半のナイトプロに間に合うように急いで夕食を作ります。リーダーサイドも含めてほとんどの班のメニューがカレーでした。

 19時半よりナイトプロ開始。テーマは天体観測ですが、プログラム開始30分前の19時ごろになっても空は明るく、これは天候にかかわりなく予備プロに替えないといけないのではと心配されましたが、ちょうど19時半ごろから見る見る星空が広がり始めました。このキャンプ場のある東浪見海岸は天体観測でも有名なポイントであるようなことを一宮町のWEBサイトで見ましたが、確かに東西南北視界をさえぎるものがなく、また東京とは山を挟んで反対側とあって市街地の明かりも邪魔をしません。さらには流れ星や人工衛星も見え、非常に良いプログラムとなりました。

 


 ◆2日目 8月14日(土) 晴れ

 昨晩の天体観測では周りをさえぎるものがなく、よく空が見えました・・・ということは明け方には日光が強烈に差し込んでくるわけですね。朝6時前には暑くて目が覚めました(^^

 この日の午前は班プロで、竹を使った野営工作の時間です。昨日の2時間の設営だけでは快適な生活を送るには不十分で、食器置きなどは必須アイテムとなるでしょう。その他にも生ごみを乾かすためのすのこもあれば、最終日に処分する生ごみの量が大幅に減ります。このキャンプ場にはシャワー室がありますが、なぜか班サイトにシャワーを作った班もありました・・・。シャワー室に行くのすら面倒ってことでしょうか?

 午後は最初の隊プロ。今回のメインテーマ「サバイバル」にあわせて、海水から真水を取ることに挑戦しました。キャンプ前に各班ごとにその方法について考えてもらい、各班とも準備は万端です。4班のうち2班は簡易ろ過器によるもの、もう2班はやかんなどを使った蒸留によるものでした。結果は簡易ろ過器のグループは塩気が取れず、蒸留のグループは色が付く付かないの差がありましたが、2班とも塩気が取れていました。やはり簡易ろ過器は水に溶け込んでいる成分までは除去できないため、不純物は取れて見た目はきれいでも塩気は残ってしまったのでしょう。

 続いてダンボールを使った燻製器作り。ダンボールに切り込みを入れて網を差し込み、下からスモークウッドでいぶします。スモークウッドはくるみとりんごを使い、チーズや卵、ウインナーの燻製を作りました。

 通常はここから夕食準備に入りますが、この日はサバイバルプログラム2発目の釣りがあります。16時過ぎから満潮時刻前の18時ごろまで近くの太東漁港で挑戦しました。前日にあらかじめポイントなどを下見しておきましたが、お盆の土曜日とあって既に家族ずれなど多くの釣り人が陣取っていて、やむを得ずあいているところで班毎にポイントを決めて始めました。

 開始してしばらくは日中の強烈な日差しで表層部の水温が高く、どの場所でもなかなか釣れませんでしたが、5時を過ぎたころからつれそうなポイントにいる人たちがいくらか釣り上げているのが見えました。といってもわれわれは小さなフグしか釣れず、しびれを切らしてカニ釣りを始めた班もありました。堤防から見えるテトラポットにはカニがたくさんいて、それをめがけて糸を降ろせばどんどん釣れるわけです。

 結局バンディット班は最後まで海に向かって釣りをしていましたが、他の班はカニ捕りに変更。30分で10匹以上釣れ、カニの味噌汁にしていただきました。結局魚は釣れず、夕飯は予備で考えていたメニューとなりました。残念。

 ◆3日目 8月15日(日) 雨のち曇


  昨晩もその前の晩もそうでしたが、夜になると少し肌寒く感じ、タオルケットだけで寝ていると寒さで目が覚めることがありました。しかしこの日は深夜2時ごろに寒さというより音で目が覚めました。はじめはすぐそばにある海の波の音かと思いましたが、天井がぽつぽつ言っていることから雨と気づきました。この日は前線の南下に伴って関東一帯で雨が降り、気温もぐんと下がりました。ちょうど昨日まではペットボトル入りのスポーツドリンクをクーラーボックスに入れてから飲んでいたのに対し、今日はやかんでお湯を沸かしてコーヒーを飲んでいました。

 そんな気候の急変が原因でスカウトのモチベーションも下がりがちですが、朝のゲームでは定番のロープ取りを行い、元気が戻ってきました。

 午前の隊プロはサバイバルプログラム第3弾「発酵食品をつくる」・・・あんドーナツを作りました。

 キャンプ場の近くに広がる林の中に6つのヒントが隠されていて、コンパスを使って指定された方位角へ進むと見つけ出すことが出来ます。最後にリーダーより手旗にて「あんドーナツを作れ」と指示があり、6つのヒントをもとにあんドーナツ作りにかかります。4人の班で6人分作ってしまい、最後に作り始めようとした班の強力粉がなくなってしまうトラブルがありましたが、薄力粉を使って同様のものを作りました。当初の予定では昼食後のにおやつとして食べることが出来ればと考えていましたが、気温が低いため発酵に時間がかかり、班プロをやりながらあんドーナツ作りをするという形になりました。

 今回のキャンプ場は砂浜がすぐ近くにあり、下見に来たときにもぜひそこで班プロをしたいと考えていた班が多かったわけですが、さすがにこの日のような天気では雨プロに切り替えざるを得ず、午後の班プロでは営火のスタンツを考えたり、トランプゲームをしたりしていました。

 夕方には雨がやみ、夜の営火は予定通り実施することが出来ました。スタンツ章は声がはっきり聞こえ、ストーリーも良く分かったバンディット班に授与されました。

 ◆4日目 8月16日(月) 晴れ


 朝のうちは曇っていましたが、撤営のころにはまたあつ〜いのが戻ってきました。昨日の雨で濡れたテントやフライはすべて乾かして持ち帰ります。帰ってからの作業が少なくすむように炊具もきれいに洗い、紛失・故障品のリストアップもすべて終えた状態で最終点検を受けます。再点検を受ける班もありましたが、12時前には撤営が完了しました。

  12時からは閉会式。最優秀スカウトには槇スカウトが、優秀スカウトには丸尾スカウトと中条岳スカウトが選ばれました。また優秀班には5分前の集合やチームワークの面で際立って優れていたタイガー班が選ばれました。

 12時半現地解散。各班であらかじめ調べてある経路で帰りました。

 今回のキャンプは海辺のサバイバルプログラム・天体観測をテーマにしたものでしたが、2日目の釣では魚が釣れず、また各班が事前に考えていた海辺での班プロも雨で流れてしまったため、すこし物足りなさを感じたかもしれません。一方で春季野営を終えてから各班が掲げた目標については着実に達成されていた班が目に付きました。この後予定しているグリーンバー会議でもこのキャンプの総括を班長・次長にしてもらう予定です。

 background image by アンの小箱

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